玉野だより

『玉野だより』2019.03.23 【出崎風景(14)】

投稿日:

この日は、先日描いた場所の近くでイーゼルを立てた。これで、3回(20、22日)連続してここに立っている。現場にイーゼルを立てれば当たり前のことだが、同じ場所でも、時間、季節、天候、そして特に視角を変えればまったく違った絵になる。イーゼル画を修練して眼を鍛えないと、今日の私のこのようなアングルの風景には出会えないし、出会っても見過ごしてしまうだろう。この作品のために用意したのではないが、1本だけ持ってきていた、M15号(縦横比が細長い)の木枠に前日キャンバスを張って、この絵を描いている。巻キャンバスを自分で裁断して、作品に最適な木枠を用意して、そして、自分でキャンバスを張れなければ、この絵は世界に現成しない。そうやって、目に見えない部分部分をキッチリと組み上げて現場の描画の主客合一、身心脱落、捨身本能覚の時間が持てるのだ。

-玉野だより

執筆者:

関連記事

『玉野だより』 2019.03.14【出崎風景(9)】

この日は、昨日描いた崖に、グッと距離を近付けてイーゼルを立てた。南面の崖は陽が当たると明るく光を反射して美しい。この岩が風化して、浜の白い砂になるのだが、東伊豆のごろた石の浜と、石の性質が違って、硬さ …

『玉野だより』 2019.06.25【奥迫川風景(12)】

この日は、前日と同じ、迫川大池の土手下で、道路の左側ギリギリのところにイーゼルを立てて3枚目の土手のある風景を描いた。画面に道路が入らないので、土手の斜面にイーゼルを立てた状況と同じだ。描いていて、以 …

『玉野だより』2018.11.23 【胸上の浜(干し網)】

この日は、休日で中川さんの迎えがなく、明見氏も10時半まで都合がつかないので、朝は、朝の逆光の葛島の取材を自転車で行き、11時に明見氏に迎えに来てもらった。11時半頃、胸立のいつもの浜に下りたが、描こ …

『玉野だより』 2019.06.06【奥迫川風景(3)】

この日は、朝から晴れていたので、陽光の当たる白壁が美しい、児島88ヶ所の第60番札所の高木(こうき)庵の裏手の棚田の跡にイーゼルを立てた。この棚田が今でも生きていれば、このあたりで数点描けるのだが、で …

『玉野だより』2019.01.19 【瀬戸内朝陽(出崎2)】

この日は、三日連続して出崎の同じポイントでイーゼルを立てた。天気に恵まれて、三日間とも朝陽と光る海がまぶしい。今日は、期待したモチーフの状況と、予定していた描く絵の想定が一致したので、スンナリと気持ち …