玉野だより

『玉野だより』2018.11.26 【番田風景(3)】

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この日は、番田の、両備バスの時間調整のための一時待機所の近くで、3度目のイーゼルを立てた。ここは、道路が広くなっているのでイーゼルを立てるのにたすかる。

空は薄曇りで白くイマイチだが、その分、太陽の光が弱くなって明暗の調子はやわらかい。朝は逆光だが、この日は、太陽が白く霞んでいるので、太陽を画面に入れて、黄葉のやわらかくて美しい風景を描くことにして、キャンバスの向きを変える。

これらは、現場に来てからの判断で、長年の経験がモノを言う。天は、私ごときの都合と願望に合わせてくれるわけではないので、自分の方から天の差配に同調しなければならない。この場で描いた絵が美しくできれば、それでその判断はすべて正解になるのだ。これは、人生も同じ。

〝まったく、ながく生きていると、ああ言えばこう言うだから〟という声も聴こえてくるが。

 

 

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