玉野だより

『玉野だより』 2019.06.22【奥迫川風景(11)】

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この日は、迫川大池の土手下の路上で、2枚目の土手のある風景を描いた。6月19日に描いた1枚目の絵と、立ち位置が違うので、同じ素材の取り合わせでも、画面の空間はガラッと変わる。こうだから、イーゼル画は楽しくて、止められないのだ。

たった1箇所でもこうなのだから、日本中にまだ私が描いていない場所が無数に眠っていて、美しい光景が今も展開されていると思うと、絵以外に時間を潰してはいられない。ああ、「天のオファーは忙しい」。そして、ある種の人間の欲望が「酒池肉林」ならば、今の私は「美池光林」の世界に泳いでいる。画家は、欲望を解脱しなくても、十全に満たされている。

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