玉野だより

『玉野だより』 2019.03.15【出崎風景(10)】

投稿日:

この日は、前日、前々日に描いた崖に、より接近してイーゼルを立てた。画面の半分を崖が占め、崖の上部も画面から切れている。

イーゼル画は、同じ風景でも、立ち位置によって画面がどんどん変わる。立ち位置の変化と、季節、天候、時間の変化を加えると、ヴァリエーションは無限にあるし、イーゼルを立てる画家本人の都合もあるので、現に「今、ここ」でイーゼルを立てて描いている、かけがいのない一期一会の時間に、集中しなければならない。イーゼル画の現場での、画家と対象との、視線のやりとりの証拠としてのタッチは、二度と戻らないのだから。

-玉野だより

執筆者:

関連記事

『玉野だより』2018.07.01 【王子が岳風景(8)】

朝8時前、中川さんの車で王子が岳に出発、11時半頃明見君の迎え。今日は、イーゼル画会のメンバーの伊澤君が岡山から現地で合流した。写真は撮ったのだが、なぜか、USBメモリーにこの日と、7月2日の写真が保 …

『玉野だより』 2019.03.24【海辺の松(出崎4)】

この日は、この浜では4回目の描画。上の道から、下の浜に下りる小さな隙間の道の手前でイーゼルを立てた。この時期は、手前の草が枯れ色なので、松の緑が目立つ。晴れた日の、光の当たったコントラストと、各々のパ …

『玉野だより』2018.11.29【鉾島の朝 】

この日は、昨日描いた番田の水門の近くの、海側の堤防の上にイーゼルを立て、鉾島を描いた。 この島は、昔は島だったが、今は砂州の一部が陸と繋がっていて、歩いて行ける。ロケハンの時は、潮が満ちていて、砂州が …

『玉野だより』 2019.06.19【奥迫川風景(9)】

この日は、迫川大池の土手の下にイーゼルを立てた。こういう風景は、光だけで描いていたイーゼル絵画を始める前には、目に入ってこなかった。そもそも、今回の玉野行も、大仙山の山頂の岩塊の風景を描いてみたいとい …

『玉野だより』2018.12.10 【玉比咩神社の松(2)】

この日は、前日に続いて、玉比咩(たまひめ)神社の大岩の間に生えている松を、別アングルでイーゼルを立てた。松は寿命が短いらしく、松の大木は見たことがない。この松もあと何年かすれば、枯れるだろう。でも、こ …