玉野だより

『玉野だより』 2019.06.12【奥迫川風景(6)】

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この日は、前日と逆向きにイーゼルを立てた。風景は順光になるので、緑が楽に使えて、気持ちよく描画した。画面の右下に少し入った小径も、色といい、位置といいピッタリだ。好条件で気持ちよく描画出来たからといって、その絵の良し悪しとは関係ないが、思わず口笛を吹いている。

子供の時に、口笛をうまく吹きたくて、自分で工夫し練習したことがある。だから、吹くだけでなく、吸っても音が出るし、口の中の唾液を利用して、吸いながら音にバイブレーションをかけることもできる。思わず吹いている73歳の老人の口笛も、子供の時の練習が因となっているのだ。そもそも、口笛が吹けなければ、そしてメロディーを知らなければここで口笛も出てこないのだから。

天気の良い休日に、母親が鼻歌まじりに洗濯物を干しているのを見ると、子供の自分まで幸せになるのと同じで、絵を描いている私共々、出会う人を幸せにするような作品を描きたい。

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