玉野だより

『玉野だより』 2019.06.04【奥迫川風景(2)】

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この日は、この小さな谷筋の最奥の、今はもう歩けないが、以前は玉野市の児島地に抜ける山越えの道の、かろうじて残っている場所にイーゼルを立てた。以前に描いた番田の石積みの水門のように、今はもう耕作していない小さな棚田や、わずかに残っている道の跡が、緑一色の風景の中で私の絵心にシンクロした。日本人は昔から何とやさしく自然と接っしていたのだろうか。画家が、こんな美しい風景を描写して、美しい絵が出来ないはずはない。もし出来なければ、それは画家の力不足のせいで、日々描写スキルを磨くしか方法はない。

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