玉野だより

『玉野だより』 2019.03.20【出崎風景(12,霧)】

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この日は、朝から霧。出崎にある白砂の浜の一つにイーゼルを立てた。この浜を描くのは初めてで、先日の電設工事のためか、道の両側の草を刈ってくれたので、以前の草薮の上に入れた。この辺の草薮はイバラが多く、いつも持ってきているウエストポーチの中から剪定バサミをだして、足元のイバラを切る。あまり使わない道具を常時用意していて、的確な状態の時に使用する時には、「プロだなぁ」という自画自賛の気持ちが、思わず湧いてくる。

草が刈られて視界が開けたので、この先この周辺で数点描くことになるだろう。海辺の霧は珍しく、また、霧は大抵陽が登ると消えてしまうので、意識して記憶に留めつつ筆を走らせたが、幸いにも描画中ずっと霧はかかっていた。初めての霧の海景だった。

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