玉野だより

『玉野だより』2019.01.19 【瀬戸内朝陽(出崎2)】

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この日は、三日連続して出崎の同じポイントでイーゼルを立てた。天気に恵まれて、三日間とも朝陽と光る海がまぶしい。今日は、期待したモチーフの状況と、予定していた描く絵の想定が一致したので、スンナリと気持ちよく描画を終えた。アトリエ画と違って、イーゼル画は直接、外での自然に含まれて仕事をするので、雨風、暑さ寒さ、蚊やアブ、イーゼルを立てる場所、眺望などクリアしなければならないハードルは結構多いのだ。だから、こんな日は、こんなに美しい風景を、こんなに楽に描かせてもらって、アリガタイという気持ちよりも、なんだか天に金利と返済期限と返済義務のない借金をしている気になる。美しい絵を描かなければ申し訳ない。

昼食後、明見氏と玉のお大師様の庵から、臥竜山を巻いて和田に降り、児島88カ所の16番札所の弘法寺まで歩いた。さすがの私でも、もとの道を引き返すのはあきらめ、タクシーを呼んで玉に帰った。歳です。

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